【ソロ釣りキャンプ】煙樹海岸キャンプ場でケシュアのポップアップテントに泊まってみた

キャンプレポート

さて、前回は「フェスで使えるテントの選び方」について特集しました。

その中で、ポップアップテントでも本当に宿泊できるのか?という話になりましたが、ワタシ自身はまだ泊まったことがなく、「正直、分かりません」とお伝えしていたかと思います。

ということで今回、実際に泊まってきました!

今回使用したのは、ポップアップタイプのケシュア EASY ARPENAZ FRESH&BLACKです。

果たして、このテントで無事に一晩を過ごすことはできたのか?そして、キャンプフェスでも本当に使えるテントなのか?

設営のしやすさだけでなく、室内の広さや寝心地、夜露や結露、朝の様子なども含めて、実際に一晩泊まって検証してきました。

そして今回は、テントの検証だけではありません。

長年やってみたいと思っていた、念願のソロ釣りキャンプにも挑戦してきました!

舞台は、和歌山県にある煙樹海岸キャンプ場。

これは今年の2月の写真です。この美しい海岸の横にキャンプ場があります

果たして魚は釣れたのか。そして、ポップアップテントで迎えた夜と朝はどのようなものだったのか。

ワタシの長年の夢が一つ叶った釣りキャンプの模様も交えながら、最後までお付き合いいただければと思います。

1.⛺煙樹海岸キャンプ場について

今回の舞台となった煙樹海岸キャンプ場について、まずは簡単にご紹介します。

煙樹海岸キャンプ場があるのは、和歌山県日高郡美浜町。湯浅御坊道路の御坊ICから、車で20分程度の場所にあります。

Google mapから転載しました。海岸沿いにあるキャンプ場です

地図を見ていただければ分かるように、キャンプ場は煙樹ヶ浜という海岸に隣接しています。

煙樹ヶ浜は、全長約4.5kmにも及ぶ非常に長い砂利浜。釣りの名所として知られているほか、西向きの海岸なので、美しい夕日を眺められる場所でもあります。

これだけきれいな海を目の前にすると、思わず泳ぎたくなりますが、海岸付近は急に深くなり、波や潮の流れも危険なため、遊泳とサーフィンは禁止されています。海水浴場ではありませんので、その点には十分注意してください。

一方、釣り場としては非常に魅力的です。

時期や海の状況にもよりますが、アジや青物をはじめ、ヒラメやマダイなども狙える魚影の濃い釣り場として知られています。

2月に行った時の釣果です。2時間ぐらいでしたが20cm以上のアジが釣れました。今回は…?

果たして今回は何が釣れたのか――その結果については、後ほどご報告します。

🌲松林に囲まれた広大なフリーサイト

そんな釣りの名所に隣接する松林の中にあるのが、煙樹海岸キャンプ場です。

海沿いのキャンプ場では浜風が問題になることも多いのですが、こちらは松林が天然の防風林になっています。オーシャンビューこそ望めませんが、海岸に直接テントを張るよりは風の影響をいくらか軽減できます。

松林のキャンプサイトから海の方を眺めるとこのような感じです

ただし、海の近くであることに変わりはありません。風が強い日は、松林の中でも油断せず、ペグダウンとガイロープはしっかり行いましょう。

そして、このキャンプ場、とにかく広いです。

広大な敷地がフリーサイトになっており、どこを拠点にするか悩んでしまうほど。海までの距離、炊事場やトイレへの近さ、駐車場から荷物を運ぶ距離など、何を優先するかによって設営場所が変わってきます。

駐車場はキャンプサイトに隣接していますが、車をテントの横まで乗り入れることはできません。そのため、荷物の多い方はアウトドアワゴンを持っていったほうがよいでしょう。

荷物を運ぶのにアウトドアワゴンは必須ですね。フジロックにも持っていきます

事務所では荷物運搬用の一輪車も借りられるようですが、台数に限りがある可能性もあるため、自前のワゴンがあれば安心です。

💡設備はひと通りそろっています

設備には多少の古さを感じるものの、トイレ、炊事場、炭捨て場、ゴミステーションなど、キャンプに必要なものはひと通りそろっています。

事務所では薪も購入でき、スタッフの方の案内も親切でした。

また、料金はサイト単位ではなく、利用人数に応じて加算されるシステムです。そのため、大人数のグループよりも、ソロや少人数で利用するほうがお得感があります。今回のようなソロキャンプとは、非常に相性のよい料金設定ですね。

周辺環境について一点挙げると、キャンプ場の近くには斎場と墓地があります。

ワタシ自身はまったく気になりませんでしたが、夜になると松林の中はかなり暗くなります。(街灯はあります)このような環境が苦手な方は、事前に地図で位置関係を確認しておいたほうがよいかもしれません。

夜は暗いです。ランタンは多めに持っていきましょう

なお、営業期間、定休日、利用料金などは変更される可能性があります。訪問前には、煙樹海岸キャンプ場の公式サイトで最新情報をご確認ください。

2.⏰キャンプ当日の時系列

さて、ここからはキャンプ当日の様子を、時系列に沿ってお伝えしていきます。

当日の天気予報は曇り。夜から雨が降り始め、翌日の午前中まで降り続く予報となっていました。

風は西から、つまり海側から吹く予報で、風速は5~7m/s。ポップアップテントでの宿泊だけでなく、釣りをするにも少々厳しそうなコンディションです。

今回は平日に休みが取れたため、珍しく平日のソロキャンプレポートとなります。

10時過ぎ|🚗大阪の自宅を出発

10時過ぎに、大阪の自宅を車で出発しました。

キャンプ道具や釣り道具の準備は、ある程度前日に済ませていました。しかし、途中でスーパーに立ち寄って食材や飲み物を調達し、さらに釣具店で餌を購入していると、時間はあっという間に過ぎていきます。

結局、煙樹海岸キャンプ場に到着したのは14時過ぎでした。

14時過ぎ|🅿️キャンプ場に到着・受付

駐車場に車を停め、まずは管理事務所で受付を済ませます。

受付窓口は駐車場からすぐです

カウンターで書類に必要事項を記入し、利用料金を支払います。今回はワタシ一人での利用だったため、料金は1,500円でした。

初めて利用する方には、キャンプ場についての説明もしてくれます。

ワタシ自身、このキャンプ場を利用するのは今回が初めてでしたが、ゴミステーションやトイレ、炊事場の場所、テントを設営できるエリアなどを非常に丁寧に教えていただきました。

ワタシが利用した際は、チェックイン・チェックアウトともに9時から17時までの範囲でよいとのこと。

一般的なキャンプ場では、翌朝10時や11時までに撤収しなければならないところも多いため、かなりゆったりした時間設定ですね。

※料金や利用時間は変更される可能性があります。訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

⚠️車の横付けはできません

煙樹海岸キャンプ場は、テントの横まで車を乗り入れられる、いわゆるオートキャンプ場ではありません。

ただし、キャンプサイトのすぐ横に海沿いの駐車場があります。荷物を運ぶ距離を少しでも短くしたい方は、設営予定場所に近い駐車スペースを選ぶとよいでしょう。

とはいえ、最初から設営場所を決めるのはなかなか難しいところです。

「海に近い場所にするのか」「風の弱い松林の奥にするのか」「トイレや炊事場への近さを優先するのか」など、実際に場内を歩いてみてから決めることになります。

荷物が多い場合は、やはりアウトドアワゴンがあると便利です。

14時半|🪓設営開始……のはずが

受付を終え、14時半ごろから設営を始める予定でした。

ところが、ここで地元のナイスミドル――和歌山弁でいうところの「おいやん」に話しかけられ、気が付けば45分ほど話し込んでしまいました。

本当に中紀エリアのおいやんは人懐っこいですね……。

ソロキャンプに来たはずなのに、開始早々まったくソロ感がありません(笑)。

浜側を避け、松林の奥へ移動🌲

当初は、釣り場へすぐ移動できるよう、浜に近い場所へテントを張るつもりでした。

しかし、実際に立ってみると思っていた以上に浜風を受けます。今回使用するのは軽量なポップアップテント。ここで一晩過ごすのは、さすがに少し不安を覚えました。

そこで、「松林が防風林になるはず」と考え、海岸から少し離れた林の奥へ設営場所を変更しました。

この判断が見事にハマります。

浜側では強く感じた風が、松林の奥へ入るとかなり弱まりました。風の影響を完全に受けないわけではありませんが、ポップアップテントでも不安なく設営できる程度まで抑えられています。

木々たちの中のキャンプサイトです。翌朝まで風をブロックしてくれました。

海までの距離は少し遠くなりましたが、今回はオーシャンビューよりも安全と快適性を優先です。

夜から雨が降る予報だったため、テントだけでなくタープも設営しました。タープは風を受けやすいため、ペグとガイロープもしっかり固定しておきます。

紆余曲折ありましたが、無事にテントとタープの設営が完了しました。

16時前|🍻設営完了、ようやく乾杯

ここで、ようやく乾杯です。

設営を終えたあと、外で飲むビールはやはり格別ですね。

この瞬間がたまりませんね。マルエフの秋限定ビールです。店で飲む生ビール並みのクオリティでした。

時間は16時前。朝からほとんど食べておらず、お腹も空いていたため、持ってきたお肉を焼くことにしました。

本来であれば炭火で焼きたいところですが、今回は釣りキャンプです。釣りをしている間に火元を離れる可能性があるため、炭は使わず、消火と撤収をしやすいカセットガスコンロを選びました。

使用したのは、イワタニの**「カセットフー 風まる」**です。

専用ケースが付いているため持ち運びやすく、ダブル風防によって風の影響を抑えてくれる優れもの。海沿いのキャンプでは、この風への強さが頼りになります。

もちろん、テント内や閉め切った空間ではなく、周囲に燃えやすいものがない、十分に風通しのよい場所で使用しました。調理を終えたあとは火が完全に消えていることを確認し、カセットボンベも取り外してから釣りへ向かいます。

さすがに炭火にはかないませんが、お肉は十分おいしく焼けました。

18時|🎣いよいよ釣りへ

食事をしていると、時間はあっという間に過ぎていきます。

18時、いよいよ今回の主目的である釣りへ出発です。

煙樹ヶ浜はキャンプ場に隣接しているため、テントから歩いて波打ち際まで移動できます。車で釣り場へ移動する必要がないのは、釣りキャンプとして非常に便利ですね。

ただし、この日は風が強く、波の高さ自体はそれほどでもないものの、うねりが残っていました。仕掛けを安定させにくく、かなり釣りにくいコンディションです。

なお、飲酒後に波打ち際へ近づく行為には、転倒や判断力低下などの危険があります。特に単独釣行や、今回のように風とうねりがある状況では、釣りを終えてから乾杯するのが安全です。

この順番については、今回の反省点となりました。

果たして、この厳しいコンディションの中で魚を釣ることはできたのでしょうか。

3.🎣実釣レビュー|夕マヅメ編

18時過ぎ、いよいよ釣りスタートです。

今回の本命はアジ。煙樹ヶ浜は、夜釣りでアジを狙える場所としても知られています。

今夜の夕食は、釣れたてのアジを天ぷらにする予定です。そのための調理道具も食材も、準備は万全。

あとはアジを釣るだけです。

釣り方は、撒き餌を詰めたカゴと仕掛けを沖へ投げる遠投カゴ釣りで臨みます。

🌅夕日の名所……ですが、本日は曇り空

煙樹ヶ浜は、実は夕日の名所でもあります。

今年の2月に釣りに行ったときの写真です。天気が良ければ絶景です

天気が良ければ、夕日が海へ沈んでいく絶景を眺めながら釣りを楽しめるのですが、この日は残念ながら一面の曇り空。夕日はまったく拝めませんでした。

それどころか、釣りを始めてしばらくすると、予報どおり雨まで降り始めます。

当日の様子です。いかにもあやしい天気ですね

さらに、海から吹いてくる風が思っていた以上に強い。

真正面からの向かい風なので仕掛けを投げにくく、力いっぱい投げてもなかなか沖まで飛んでくれません。海にはうねりも残っており、仕掛けを安定させるのも難しい状況です。

そして、ようやく投げられたと思ったら、今度は仕掛けが絡まっている……。

それを直して再び投げると、また絡まる。

雨、向かい風、うねり、そして仕掛け絡み。

なかなかストレスフルな釣りとなってしまいました。

🐟釣れたのはチャリコのみ

それでも、釣れたてのアジの天ぷらを諦めきれず、懸命に仕掛けを海へ投入し続けます。

しかし、肝心のアジからの反応はありません。

この夕マヅメで唯一釣れたのは、リリースサイズの小さなマダイ、いわゆるチャリコでした。

本命ではありませんが、完全なボウズは何とか回避。

もちろん、まだ小さいので海へお帰りいただきました。

その後も粘ってみたものの、状況は変わらず。雨と風の中で無理をしても仕方がないため、満潮を迎える20時を区切りに、夕マヅメの部はいったん終了としました。

こうして、楽しみにしていた「釣れたてアジの天ぷら計画」は、早くも暗礁に乗り上げることとなりました……。

4.夜ごはん🍳|釣れたてのアジ……ではなく海老天

20時過ぎ、いったん釣りを切り上げてテントへ戻り、夜ごはんの準備に取りかかります。

しかし、夜の煙樹ヶ浜は静かです。

静かすぎます。

静寂のキャンプサイト。ちょっと怖いです

ここで、ようやく気が付きました。

この広いキャンプ場にも、海岸にも、見渡す限り人影がありません。

天気の悪い平日の夜なので、利用者は少ないだろうと予想していましたが、まさかここまでとは……。

陸の孤島。

もはや無人島です。

一人になりたくてソロキャンプへ来たはずなのに、完全な孤独。はっきり言って、ちょっと怖いです。

とはいえ、これほど完全な一人キャンプを味わえる機会も、そうそうありません。

こうなったら、マジのソロキャンプをとことん楽しむことにしましょう。

アジは釣れなかった。💡でもエビがある

本日の夜ごはんは天ぷらです。

本来ならば、先ほど釣ったばかりのアジを天ぷらにする予定でした。

しかし、アジは1匹も釣れていません。

ここで計画終了――とはなりません。

こんなこともあろうかと、エビを用意しておきました。

もちろん、釣り餌ではありません。

人間の食べる用です。

今夜は釣れたてのアジ天……ではなく、海老天をおつまみに、追加のビールとハイボールをいただくことにします。

「最初からエビを用意していた時点で、アジが釣れないと思っていたのでは?」

そんな声が聞こえてきそうですが、そこは保険です。

大人には、保険が必要なのです。

🍳念願だったキャンプでの揚げ物

実は以前から、キャンプで揚げ物をしてみたいと思っていました。

しかし、子どもを連れていると、熱した油をひっくり返して火傷でもしたら大変です。そのため、これまでは避けてきました。

今回は一人なので、ようやくその願いをかなえられます。

卵不要タイプの天ぷら粉をシェラカップに入れ、ミネラルウォーターで溶いて衣を作ります。

カセットこんろに収まるサイズの鍋へ油を入れ、170~180℃を目安に加熱。下ごしらえしておいたエビに衣をまとわせ、熱した油へ慎重に投入します。

ジュワーッ!

静まり返った松林に、エビの揚がる音が響きます。

衣が少しずつ黄金色に変わり、海老天らしい姿になっていく。

野外で天ぷら初体験でした。いや、これは最高。

野外で天ぷら。

これは最高すぎます。

⚠️ キャンプで揚げ物をする際の注意

熱した油に雨水が入ると、油が激しくはねる危険があります。雨が吹き込む場所では調理せず、カセットこんろは安定した場所へ設置し、使用中は絶対にその場を離れないようにしましょう。

また、テント内や換気の悪い場所で燃焼器具を使用すると、火災や一酸化炭素中毒につながるおそれがあります。使用する器具の取扱説明書とキャンプ場のルールに従い、消火用の水ではなく、鍋を覆えるふたや消火器などを準備しておくと安心です。

万一、油に火が付いても、絶対に水をかけてはいけません。お酒も、できれば調理と消火を終えてから楽しみましょう。

無事に海老天が揚がったところで、こんろの火を消し、ようやく追加の乾杯です。

揚げたての海老天を頬張り、冷たいビールを流し込む。

エビだけでなく途中で買ったヒイカも揚げてみました

周囲には誰もおらず、聞こえてくるのは雨と波の音だけです。

先ほどまでは少し怖かった静けさも、お腹が満たされ、お酒が入ると、不思議とぜいたくな時間に感じられてきました。

「釣った魚をその場で天ぷらにする」という夢は、残念ながら次回へ持ち越しです。

それでも、野外で揚げたての海老天とビールを楽しむという、もう一つの願いは無事にかないました。

胃もたれするほどの孤独を酒の肴に、煙樹ヶ浜の夜は静かに更けていきました……。

5.🔦ケシュア・ポップアップテントの実泊レビュー

お待たせしました。本日のメインテーマ、ポップアップタイプのケシュア EASY ARPENAZ FRESH&BLACKでの実泊レビューです。

夜になると雨がしとしとと降ってきました。片付けを済ませ、いよいよ寝る準備に入ります。

テント内には、アイリスオーヤマのエアーベッドを設置しました。キャンプをしたのは9月中旬。この日の夜は、ワタシがこれまで経験したフジロックの夜と比較的近い体感温度でした。

寝始めるころのテント内は、むしろ少し暑いくらいです。メッシュ部分を開けて風通しをよくすると、気持ちのよい風がテント内を通り抜け、いつの間にかぐっすり眠っていました。

この晩に限っていえば、シュラフを使わなくても眠れるほどの気温でした。ただし、海沿いや山間部では天候によって気温が大きく変わります。フェスで使用する場合も、その日の予報に合った寝具は用意しておいた方が安心でしょう。

📝ソロなら十分。2人だと少し厳しい?

気になるテント内の広さですが、ソロで使う分には十分でした。

貴重品を入れたバッグや着替えなどをテント内に置いても、寝るスペースはしっかり確保できます。

室内の広さは本当にこんな感じでした

ただし、2人以上で泊まるとなると、ワタシには少し厳しそうです。寝るだけなら入れるかもしれませんが、フェスでは着替えや雨具など、意外と荷物が増えます。余裕を持って使うなら、やはりソロ向きだと思います。

🌧️雨の日は「前室がない」ことが弱点

今回の雨では、フライシートや床からの雨漏り・浸水はありませんでした。この点はひと安心です。

ただし、前室がないことには、やはり不便を感じました。

まず困るのが靴の置き場所です。外に置いたままでは雨で濡れますし、虫が靴の中に潜り込む可能性もあります。雨予報の日は大きめのビニール袋を用意し、袋に入れてテント内へ持ち込むのがよさそうです。

また、ファスナーを開けると、そこはいきなり寝室です。雨の中を歩いて戻ってきた場合、濡れた服や雨具から落ちた水でテント内を濡らしてしまう可能性があります。

前室があるのとないのとでは荒天時の快適性が変わります

今回はタープを設営していたため、雨の中でも比較的快適に過ごせました。しかし、フジロックのキャンプサイトではタープを使用できません。この「前室がない」という弱点は、雨の多いフジロックでは思った以上に大きいかもしれません。

🌅遮光性能は想像以上。まさかの寝過ごし

さすがに深夜になると少し冷えてきました。入口を閉じると風の侵入はかなり抑えられ、朝まで快適に眠れました。

ただし、テントを閉め切る場合でも、結露や空気のこもりを防ぐため、ベンチレーターなどの換気口は確保しておくのが基本です。今回は結露も特に見られませんでしたが、気温や湿度、テント内で過ごす人数によって結果は変わると思います。

そして、気がつけば朝の6時でした……。

予定では日の出前から釣りをするはずだったのですが、見事に寝過ごしました。

このテント、本当に中が真っ暗なのです。日が昇っても、テント内にいると朝になったことがほとんど分かりません。遮光性能、仕事をしすぎです(笑)。

テント内は真っ暗です

夏のキャンプや、フェスで夜遅くまで遊んだ翌朝にはありがたい性能ですが、早起きしたい方はスマホでアラームを忘れないようにしましょう。

🏔️結局、キャンプフェスでも使えるのか?

今回実際に泊まってみた結論としては、晴天時のソロ参加で、テントを寝るためだけに使用するなら十分に使えると感じました。

翌朝の様子です。

最大のメリットは、やはり設営と撤収の速さです。キャンプ場に到着してすぐ設営できますし、撤収時も短時間で片付けられます。

さらに遮光性能が高いため、夜遅くまでフェスを楽しんだ翌朝も、朝日で強制的に起こされにくいのは大きな魅力です。

一方で、雨や強風には注意が必要です。

軽量で構造も比較的シンプルなため、風の強い日はすべてのペグを確実に打ち、使用できるガイロープもしっかり張る必要があります。それでも危険を感じるほど風が強い場合は、使用を中止する判断も必要でしょう。

また、前室がないため、雨の日は靴や雨具の置き場所に困ります。タープを使えないキャンプフェスでは、この点が特に大きな弱点になります。

まとめると、このテントが向いているのは次のような方です。

  • ソロでフェスに参加する
  • テントではほぼ寝るだけ
  • とにかく設営と撤収を早く済ませたい
  • 天候が比較的安定している
  • 遮光性能を重視したい

反対に、雨天や強風が予想される場合、テント内で長時間過ごしたい場合、複数人で宿泊する場合には、前室のある一般的なドームテントの方が安心だと思います。

🎣初めての釣りソロキャンプ、これにて終了⛺

さて、朝になったので釣りに出かけようと思いましたが、前日よりも海はさらに荒れていました。残念ながら朝の釣りは断念です。

翌朝、海の近くまで来ました。この日は波が荒いです

朝ごはんにレトルトカレーとパックごはんを温め、ワタシの人生初となる釣りソロキャンプは終了しました。

朝の様子。雨はやみました
カレーは裏切らない

ちなみに、このテントは撤収も非常に簡単です。慣れれば片付けも短時間で済むため、最後まで手軽さを実感できました。

撤収もあっという間に終わります。

今回は肝心の釣果が残念な結果に終わりましたが、10月にもう一度リベンジする予定です。

次回はアメニティドームMを持って行こうか、現在考え中です。

今度こそ、釣れた魚をキャンプ場で天ぷらにできるのか?

またご報告しますので、お楽しみに!

🧰今回使用したキャンプギア

最後に、今回の釣りソロキャンプで実際に使用したキャンプギアをご紹介します。

どれもカタログを見て選んだだけの商品ではなく、今回実際に使用したものです。気になった道具があれば、今後のソロキャンプやフェス用装備選びの参考にしてみてください。

ケシュア EASY ARPENAZ FRESH&BLACK

今回の主役となったポップアップテントです。設営と撤収の速さ、そして高い遮光性能が大きな魅力でした。

残念ながらワタシが使用しているモデルはすでに廃盤となっていますが、ケシュアでは現在もFRESH&BLACKシリーズのポップアップテントが販売されています。


QUECHUA ケシュア キャンプ テント オーニング 2 SECONDS EASY FRESH | ワンタッチテント 遮光 UVカット 遮熱 公園 簡単 設営 収納 コンパクト アウトドア キャンプ 防水 防風 雨に強い キャンプ用品 簡単設営 冬

ユニフレーム(UNIFLAME) REVO レボタープ II L TC/TAN 682081

今回の雨キャンプを快適にしてくれたのが、ユニフレーム REVOタープⅡ<L>TC/TANです。

広い屋根の下にテーブルやチェア、調理器具などをまとめて置けるため、雨が降っていても落ち着いて食事を楽しむことができました。もし今回タープを持ってきていなければ、前室のないケシュアのテントだけで雨の夜を過ごすのは、かなり厳しかったと思います。

雨だけでなく、日よけとしても優秀です

幕体には、ポリエステル65%・綿35%のTC素材が使用されています。一般的なポリエステル製のタープと比べて火の粉に強い素材ですが、防炎加工が施されているわけではありません。焚き火の火の粉が直接当たるような場所では使用しないようにしましょう。

サイズが大きく、幕体だけでも約3.5kgあります。さらに設営にはポールやペグが別途必要となります。フェスでは使用しにくいですね。ちなみに、フジロックのキャンプサイトではタープ自体が使用禁止です。視界を遮るので朝霧JAMのAサイトでも使用禁止となっております。

一方、車で行く通常のキャンプでは、広いリビングスペースを確保できる頼もしい存在です。今回のように雨が予想されるキャンプでは、持ってきて本当によかったと感じました。

なお、雨天時には幕の上に雨水がたまらないよう、しっかりピンとなるよう張りましょう。

残念ながらメーカーでは2023年に生産を終了していますが、販売店によっては、まだ在庫が残っているようです。気になる方は、在庫があるうちにチェックしてみてください。

※ポール・ペグ・ハンマーは付属していません。購入する際はセット内容をご確認ください。

アイリスオーヤマ エアーベッド

普段は以前の記事で紹介した、DODの「ソトネノサソイ」のダブルを使用していますが、今回はソロということで、こちらをテント内のベッドとして使用しました。ソロで使うには十分なサイズです。寝心地ですが、フワフワしているので寝にくいですが、逆に背中が痛くなりません。ただし寝心地としてはDODのソトネノサソイが圧勝です。

ただ、一人で1泊という条件下ではこれで十分です。安価なのも魅力ですね。これからキャンプを始める方の選択肢になると思います

イワタニ カセットフー 風まる

肉を焼いたり、朝食のレトルトカレーとパックごはんを温めたりする際に使用しました。

風防が付いているため屋外でも比較的使いやすく、専用ケースで持ち運びやすいのも魅力です。今回は火元から離れることも想定して、炭火ではなく必要なときだけ使えるカセットコンロを選びました。

ロールテーブル

揚げ物をする場合は、調理器具を安定して置ける大きめのテーブルがおすすめです。

今回使用したロールテーブルは、重くて収納サイズも大きいため、荷物を少しでも減らしたいフェスには正直おすすめできません。しかし、天板が広く安定感もあるので、通常のキャンプでは抜群に使い勝手がよいです。

キャンプテーブルに関して言えば、「大は小を兼ねる」です

今回はカセットコンロや油を入れた鍋、食材などを余裕を持って置くことができ、安全に調理するうえでも役立ちました。

ただし、ロールテーブルでも設置場所によってはガタつくことがあります。揚げ物をする際は、できるだけ平らな場所に設置し、テーブルやコンロが傾いていないことを必ず確認してから調理しましょう。

まとめ

今回のキャンプレポートは以上です。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

念願だった釣りソロキャンプ。肝心の釣果は残念な結果に終わりましたが、ポップアップテントで実際に一晩過ごし、フェスでも使えそうなのかを検証できたことは大きな収穫でした。

季節はいよいよ秋本番。音楽フェスが少なくなってくる少し寂しいシーズンではありますが、これからはキャンプを楽しむには絶好の季節です。

フェスで使っている道具を持ち出して、キャンプや釣りなどのアウトドアも楽しんでいきましょう。

ワタシは10月に、釣りキャンプへ再びリベンジする予定です。今度こそ、釣れた魚をキャンプ場で天ぷらにできるのか……。

またご報告しますので、お楽しみに!

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