今回はサマーソニック大阪の「会場」についてのお話です。
会場が長年親しまれた舞洲(まいしま)から万博記念公園へ変更されてから、今年で3年目。 実はワタシ、今回が万博記念公園でのサマーソニック初参戦でした!
長年舞洲に通い詰めてきた身としては、「あの舞洲の独特な熱気やアクセスと比べて、万博はどう変わったんだろう?」と期待と不安が入り混じる中での当日でした。
実際に現地を歩いてみて感じた会場の雰囲気やメリット・デメリット、そして舞洲との違いなどをリアルな視点からレポートしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください!
🏜️ 舞洲環境のおさらい:まさに「過酷な砂漠」だった時代
舞洲(まいしま)時代のサマーソニック大阪。それは一言で言えば**「猛暑との死闘」の記憶**です。
最近、気象庁が猛暑日(35度以上)のさらに上となる「酷暑日(40度以上)」を設定したというニュースを見ましたが、もし酷暑日に舞洲でサマソニが開催されていたらと思うと……正直ゾッとします。
と言いますのも、当時の舞洲会場には日影がほとんどありませんでした。

地面は「照り返しのキツいアスファルト」か「熱を溜め込む砂利」のほぼ2択。直射日光を遮るものがなく、足元からの熱気にも挟まれた炎天下に放置される空間……まさに「砂漠」です。
そんな過酷な舞洲における唯一の救いが、屋内会場である舞洲アリーナを使用した「ソニックステージ」でした。特に日中の危険な時間帯は、涼と命を求めてソニックステージへ避難(エアコンの効いたオアシス!)される方も多かったのではないでしょうか。
とにかく「暑い」、いや**「熱すぎる舞洲」**というのが当時の強烈なイメージです。
🚌 交通の便:帰宅難民すら出たシビアなアクセス
アクセス面においても、舞洲時代はかなりのハードモードでした。
最寄り駅はJR桜島駅か、地下鉄中央線・ニュートラムのコスモスクエア駅。 舞洲で開催され始めた初期の頃は桜島駅からシャトルバスが出ていたのですが、終演後にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の帰宅客と駅でバッティングして大混乱になるため、途中から廃止に……。
残されたコスモスクエアルートも、隣のインテックス大阪で別イベントがあると駅自体が大混雑。 「会場でシャトルバスに乗るまでの長蛇の列」を耐え抜き、さらに「公共交通機関の激しい混雑」が待っているという、精神的にも肉体的にもシビアな環境でした。(2016年にはバスに乗れず帰宅難民が出たという話もあったほどです……)。
環境面でもアクセス面でも、色々な意味で本当にタフさを求められるフェスでした。
🌳 万博記念公園:緑あふれる公園での洗練された都市型フェス
さて、そんな数々の困難を乗り越えてきた大阪サマソニ民。 大阪万博の開催を機に、2024年から会場が「万博記念公園」へと移転しました。
で、実際に参戦してみた万博記念公園でのサマソニは……まさに天国でした。 舞洲とどれだけ違うのか、各項目ごとに検証していきましょう!
1. 環境:圧倒的な木陰と芝生のピクニック感
まずは万博記念公園の環境から。
メインステージは、会場移転に伴い「OCEAN STAGE」から**「AIR STAGE」**へと名称変更されました。 足元がふかふかの芝生なので実に気持ちいい!芝生のおかげで土埃も立ちませんし、座ったり寝転がったりもできるので、足腰への負担が舞洲とは比べものにならないくらい楽です。


そして、2ndステージである**「MOUNTAIN STAGE」**。 見てください、まるで規模を半分にしたフジロックの「GREEN STAGE」のようなロケーションです!後方へ下がれば立派な林があり、木陰で涼みながらライブを見ることも可能です。 (※ちなみに東京のMOUNTAIN STAGEは屋内ですが、開放感や環境の良さに関しては圧倒的に大阪の勝利だなと感じています。今回のサマソニで一番お気に入りのエリアになりました!)

屋外に配置された**「SONIC STAGE」**も、会場のほぼ中心(お祭り広場)にあるため各エリアからのアクセスが抜群です。 アスファルトエリアではありますが、周りにベンチやトイレなどの常設設備が充実しており、出入口からも近いのが魅力。一旦フェス会場を出て、隣接するエキスポシティへご飯(お酒)を摂取しに行くのにも非常に便利でした。

ちなみにステージ間の移動時間は、マウンテン〜ソニック間が徒歩約10分、ソニック〜AIR間が約5分(マウンテン〜AIR間だと約15分)。移動距離自体は舞洲時代とそこまで大きく変わりません。
また、公園内にはいたるところに綺麗で清潔な常設トイレがあります。さすがはかつて国の威信をかけて整備された万博公園!舞洲時代の「フジロック並みに過酷なトイレ環境」から大幅に改善されました。(※ただし女子トイレは常に混雑していたので、女性向けには仮設トイレの増設があるとさらに良くなりそうです)。
樹木が多く木陰で涼を取りながら食事や休憩ができるのも最高で、舞洲のように「影のない炎天下で食欲が湧かない……」なんてこともありません。総じて環境は文句なしの最高レベル。都市型フェスというより、**「都市型フジロック」**と言っても差し支えない快適さでした!

2. 交通・アクセス:ストレスゼロの快適脱出
アクセスに関しては、舞洲時代と比べものにならないほど快適です。
最寄りの万博記念公園駅へは、「千里中央乗り換えルート」と「JR茨木・阪急茨木市乗り換えルート」があり、どちらを使っても大阪・梅田まで30分〜40分圏内でアクセス可能。
今年は来場者の動線もスムーズで、ヘッドライナー終演後でも万博記念公園駅を拍子抜けするほど快適に利用できました。 2日目の実際の記録ですが、20時50分に終演し、21時09分にはモノレールに乗車、21時43分には阪急梅田駅に到着していました。舞洲開催時なら、この時間だとまだ会場の敷地からすら脱出できていないレベルです……(笑)。
以前「サマソニ準備編(※リンク)」で万博記念公園駅の混雑回避ルート(徒歩ルート等)をご紹介しましたが、今回はあまりにスムーズだったため迂回する必要すらありませんでした!
☂️ 補足:今回一番持っていって良かったもの「日傘(男子日傘)」
ここで、今回のサマソニで**「本当に持っていって良かった!」**と心から思ったアイテムを1つ紹介させてください。
それが**「日傘」**です。
猛暑が続く近年、すでに「男子も日傘を持つ時代」になっていますが、サマソニにおいてもその威力を痛感しました。
万博記念公園は木陰が多いとはいえ、ステージ移動中やフードエリアの列、ステージ後方での開演待ちなど、直射日光に晒されるタイミングは必ずあります。そんな時、日傘をサッと開くだけで体感温度が段違いに下がります。帽子だけとは**「快適度がまったく違う」**のです。まさに持ち運べる日陰!
ちなみにサマソニでは日傘の持ち込みが許可されています(※当然ですが、ライブ前方の混雑エリアや演奏中の使用は危険・遮光の観点からNGですので、移動中や後方の空いているエリア限定でのマナーを守った使用が前提です)。
ワタシが愛用しているのは、バッグに常備できる**「超軽量・完全遮光(UVカット100%)・コンパクト」**な折りたたみ日傘です。これひとつあるだけで、フェス中盤以降の体力の削られ方が劇的に変わります。
まだ使ったことがない男性のフェス民には、全力でオススメしたい必須アイテムです!もちろん、普段の生活でもまだまだ活用できますよ。
👇 ワタシがサマソニで実際に使ったおすすめの軽量日傘はこちら
3. 音響:万博会場における唯一の弱点?
最高の万博記念公園ですが、唯一にして最大の弱点を挙げるとすれば**「音響面」**です。
周辺が住宅地である関係上、どうしても音量制限(デシベル制限)が厳しめに設定されています。 そのため、AIR STAGEなどでは前方エリアは気になりませんが、後方に行くと音の迫力に物足りなさを感じたり、風で音が流れてしまう場面がありました。聴く場所によって音の届き方にムラがある印象です。
万博会場で音圧をしっかり感じて楽しみたい場合は、できるだけPAより前方のエリアへ足を進めることを強くオススメします。(※マウンテンステージも同様です)。
🏁 おわりに(まとめ)
万博記念公園でのサマソニ大阪レポ、いかがでしたでしょうか?
今年も本当に最高の夏でしたね!ワタシはサマソニ1日目と2日目の2日間に参戦しましたが、皆さんは誰のライブが一番心に残りましたか?
ワタシ個人としては、AIR STAGEでKASABIANの登場を待っている時、オープニングSEで流れたBEATLESの『Hey Jude』の大合唱……そこからの**『Club Foot』破裂的なイントロ、そしてTHE STROKESへと続くあの流れ**が、この夏最高の瞬間でした。

(※THE STROKESの圧倒的なライブレポートについては[こちら(※リンク)]で熱く語っていますので、よろしければこちらも併せて読んでいただけると嬉しいです!)
⛺ 次回の予告:秋の空気を楽しむ「朝霧JAM」の魅力
さて、サマソニも終わり夏フェスシーズンが一区切りつきましたが、次回からは……**『朝霧JAM(あさぎりジャム)』**について大いに語っていきたいと思います!(ただし、今年の朝霧JAMは開催されませんが…)
フジロック、サマソニが終わり、どこかぽっかりと穴が空いたような夏の終わりの心に優しく染み渡るのが、朝霧JAMという最高のフェス(というか、極上のキャンプ体験)です。
富士山を望む絶景の中で味わうあの独特の魅力と空気感についてじっくりお届けしますので、次回以降もぜひよろしくお願いします!


コメント