関西から苗場:交通手段という高めのハードル
突然ですが、フジロックでいつかは見たいアーティストってみなさんあると思うんですが、私個人的にいつか萬みきおさんを見てみたいと思っています。皆さんご存じですか?代表曲が一曲だけなんですが大御所風のいでたちと立ち居振る舞いが魅力的な演歌歌手です。余談ですが、見た目がサンドイッチマンの伊達みきおさんにそっくりでほぼ本人ですw。興味を持たれた方はぜひYouTubeなどで検索してみて下さい。その一曲だけの代表曲が『契り』なんですが、その歌詞が心を打ちます。
何で行くの?何しに行くの?バスで行くの?それとも汽車で行くの?
船で行くの?歩いて行くの?俺は車にしようかな?
「契り」 唄:萬みきお
これほど地方在住のフジロッカーが交通手段に悩む気持ちを代弁した曲を私は知りませんw。子連れだとさらに、費用・子供の体力・所要時間などの様々な要素から最適な交通手段を選択するのは実はけっこう大変です。
前置きが長くなりましたが、今回は関西からフジロックへの様々な交通手段を我が家の目線でご紹介していきます。

① 何で行くの?新幹線で行くの?
時間効率: ★★★★☆
子連れ参加のしやすさ: ★★★★☆
体力温存度: ★★★★☆
費用(コスパ): ★★☆☆☆
子供たちのあこがれ、新幹線利用パターンです。我が家が最も頻繁に利用している交通手段です。新幹線利用と言っても実は様々なバリエーションがありますが、この項では新大阪から越後湯沢まで一気に新幹線で行くパターンを紹介します。
【新幹線利用】 新大阪/新神戸/京都→ 東京 → 越後湯沢 → 会場

【ルート概要】
- 新大阪/京都/新神戸 ──(東海道新幹線)──> 東京駅
- 東京駅 ──(上越新幹線)──> 越後湯沢駅
- 越後湯沢駅 ──(シャトルバス)──> 苗場会場
【所要時間】新大阪から越後湯沢までは4時間程度です。越後湯沢から会場まではシャトルバスが出ています。所要時間は40分ぐらいです。シャトルバスの待ち時間にもよりますが新大阪からだいたい5時間半ぐらいで会場に到着することが多いです。
【利点】メリットはとにかく越後湯沢までは楽です。越後湯沢まで十分に体力を温存できます。トイレの心配もありません。新幹線でお弁当を食べたり、お酒を嗜みながら移動できるのでバケーション気分もしっかり味わえます。また、越後湯沢駅で買い物もできるので忘れ物してもリカバリーできるチャンスもあります。
【不利な点】デメリットは費用がかかること、東京駅で上越新幹線への乗り換えがあること、そして越後湯沢から会場までシャトルバスを利用する必要があることです。このシャトルバスですが、一人あたり2,000円かかります(以前は500円でした…)。また、越後湯沢でシャトルバス待ちが発生します。シャトルバスの待ち時間ですが、前夜祭の木曜日の15時ぐらいでは30分~1時間程度です。この時間帯で過去最高に待ったのは2019年で2時間待ちでした。近年はあまり待った記憶はないのですが、2026年はすでに土曜日1日券が売り切れているという情報もあり、土曜日にシャトルバス利用される方は待つ覚悟をしておいてください。
【費用】気になる費用ですが、通常料金ですと一人あたりシャトルバス料金含めで片道21,970円になります。
片道の基本料金(大人1名・通常期)
- 合計:21,970円(シャトルバス代 2,000円含む)
- 内訳:
- 乗車券(新大阪〜越後湯沢):10,780円
- 東海道新幹線 特急券 (新大阪~東京):5,810円
- 上越新幹線 特急券 (東京~越後湯沢):3,380円
去年までは乗車券の往復割があったので、それを利用すれば片道一人あたり20,200円で行けたのですが2026年3月に廃止されました。JRの料金ですが、乗車券と特急券があり少しややこしいです。上記の金額は新大阪から越後湯沢までの乗車券10,780円と新大阪から東京までの特急券5,810円と東京から越後湯沢までの特急券3,380円の料金です。新大阪から東京までの乗車券・特急券14,720円と東京から越後湯沢までの乗車券・特急券6,690円を別々に買うと2,000円近く割高になるので要注意です。ただ各種割引を使用した場合で色々変わってくるのでこの話は次回にします。
【実際には…】ちなみに去年の往路の記録を↓に載せておきますのでご参照ください。去年は一般キャンプサイトだったのでいつもよりかなり早く新大阪を出発しています。シャトルバスを1時間半ぐらい待っているように見えますが、越後湯沢発のシャトルバスの始発が12時なので実質15分待ちでした。

② 何で行くの?ツアーバスで行くの?
時間効率: ★☆☆☆☆
子連れ参加のしやすさ: ★★☆☆☆
体力温存度: ★★★☆☆
費用(コスパ): ★★★★☆
最もポピュラーな交通手段、オフィシャルツアーバスを利用したパターンです。
【ツアーバス利用】 新大阪/京都/三宮→ 会場

【概要】大阪からの昼行便(木曜日のみ)だと朝7時に新大阪を出発し、現地には16時前後に会場に到着します。所要時間は8〜9時間です。もちろん途中休憩などを挟みますが、長時間バスに乗れるお子さんであれば良いのですが、車酔いするうちの子には無理なので子連れでは利用したことはありません。夜行便の場合は子連れには不向きです。子連れは昼行便を利用しましょう。
【超重要】昼行便の運行スケジュール
- 往路(行き):木曜日の午前発 のみ
- 復路(帰り):月曜日の午前発 のみ
※基本は夜行便ベースなので、子連れで使える昼行便はタイトです。しかも4月前には売り切れることが多いので争奪戦になります!
【利点:ここがメリット!】
- 会場へ直行! 荷物を持った乗り換えのストレスが一切なし。
- 限定特典:人気の「ピラミッドガーデン」キャンプサイトを申し込める(※ただし発売即完売レベル)。
【不利な点:ここがデメリット…】
トイレは2時間おきの休憩。利尿作用のある飲み物は厳禁!
8〜9時間の超・長時間拘束。じっと座るのが苦手な子や、車酔いする子にはハードル高め。
【費用】気になる費用ですが、片道で16,500円です。新幹線と比べると片道5,000円ぐらい安くなります。
【実際には…】ピラミッドガーデンを利用したくて、私単独で2024年に利用しました(妻と子供は新幹線で移動、苗場で合流)。閉所が苦手な自分にはきつかったです。途中、石川県あたりのサービスエリアで食べた白エビ丼がおいしかったです。
③ 何で行くの?飛行機で行くの?
バケーション感最強!航空機利用パターンです。
2パターンあって、関空/伊丹から新潟空港を使うパターン、あるいは羽田空港を利用するパターンです。羽田パターンは利用したことがないので詳細は分かりませんが、地方在住のフジロッカーはかなり多くの人が利用していると思われます。
【新潟空港利用】 伊丹/関空/神戸 → 新潟空港 → 新潟駅 → 越後湯沢 → 会場
時間効率: ★★★★☆
子連れ参加のしやすさ: ★★★☆☆
体力温存度: ★★★☆☆
費用(コスパ): ★★★☆☆

【ルート概要】
- 関西/大阪/神戸 ──(航空機)──> 新潟空港
- 新潟空港 ──(空港バス)──> 新潟駅
- 新潟駅 ──(上越新幹線)──> 越後湯沢駅
- 越後湯沢駅 ──(シャトルバス)──> 苗場会場
【所要時間】合計で5時間から5時間半程度です。飛行機は1時間程度、越後湯沢-新潟は45分程度です。空港リムジンバスは25分程度でシャトルバスは40分程度なので、乗り物に乗っている時間の合計は約3時間10分です。待ち時間を加味すると5時間はかかると考えておいたほうが無難でしょう。
【利点】メリットは乗り物に乗っている時間そのものが比較的短いことです。。利用する航空機によっては費用が安く抑えられます。
【不利な点】飛行機は時間の融通が利かないうえ、新潟-大阪便の数が少ないので、待ち時間なども含めるとそれほど時間効率は高くありません。また乗り換えが多いのが子連れには負担になります。途中の食事や買い物など、ゆっくり旅程を楽しみたい人向きです。
【費用】費用はピンキリですが、早めに予約すれば、伊丹-新潟の航空機が12,000円程度で予約できる場合もあります。空港から駅までのバスが470円で、新潟-越後湯沢が5,060円、シャトルバスが2000円なので安ければ20,000円以内で行ける場合もあります。
【実際には…】このコースは2019年の復路で利用しました。月曜日の昼は大混雑している越後湯沢ですが、利用客のほとんどが東京方面行きなので新潟方面は快適そのものです。ただ、新潟駅と新潟空港は少し離れているので時間設定には注意が必要です。この時は越後湯沢を13時過ぎに出て伊丹空港に帰ってきたのが19時ぐらいでした。
【羽田空港利用】 伊丹/関空/神戸 → 羽田空港 → 会場
時間効率: ★★★★☆
子連れ参加のしやすさ: ★★★★☆
体力温存度: ★★★★☆
費用(コスパ): ★★★★☆

【ルート概要】
- 関西/大阪/神戸 ──(航空機)──> 羽田空港
- 羽田空港 ──(シャトルバス)──> 苗場会場
【所要時間】合計で5時間から6時間程度です。飛行機は1時間程度、羽田から会場まではオフィシャルツアーサイトによれば4~5時間程度です。
【利点】メリットは乗り換えが1回で済むこと、羽田から会場まで直行なので越後湯沢からのシャトルバスが不要なことです。羽田空港着陸便は伊丹/関空/神戸どの空港からでも選択肢が豊富なことです。また航空機の便によっては最安値の交通手段になるポテンシャルを秘めています。
【不利な点】使ったことがないパターンなので分かりませんが、強いて言うなら羽田出発のツアーバスの出発時間が午前11時と若干早めなことぐらいでしょうか?逆算すれば朝早くに関西地区の各空港を7時から遅くとも8時台に出発する便を選択しておかないと不安が残ります。
【費用】これも費用はピンキリです。LCCなどを利用すれば関西-羽田の航空機が10,000円程度で予約できる場合もあります。ツアーバスが7,600円なので片道17,600円ぐらいで行ける場合もあります。
【実際には…】利用したことないので分かりませんが、羽田からのツアーバスも例年早く売り切れていたと思います。このブログでまとめていて今更気付いたんですが、もしかするとすごい良い…?。来年はこれにしようかな?
④ 何で行くの?車で行くの?
時間効率: ★★☆☆☆
子連れ参加のしやすさ: ★★★★★
体力温存度: ★☆☆☆☆
費用(コスパ): ★★★★★

時間に縛られない移動する個室、自家用車利用パターンです。
自分で運転なので体力に自信があり、運転が苦にならない、お酒飲まなくても平気な健康的なお父さん向けのパターンです。
ちなみに我が家は、「自分がお酒飲みながら行きたい」のと、安全面を考慮し車で行ったことはありません。昔にスキーシーズンに苗場まで車で行ったことがあるのですが、2人で交代で運転していたにも関わらず、かなり遠く感じました。
【利点:ここがメリット!】
- 究極のプライベート空間:子供が車内で騒ごうが、泣こうが、YouTubeを大音量で流そうが周囲への気遣いゼロ!
- 荷物の限界突破:子連れキャンプの大量の荷物(テント、防寒着、着替え、長靴など)をすべてトランクに放り込める。
- スケジュールが自由自在:出発時間も休憩のタイミングも、すべて自分たちのペースでOK。
【不利な点:ここがデメリット…】
- お父さん(運転手)の体力がガリガリ削られる:現地に着く前に体力を使い果たすリスク大。
- 「移動中の一杯」は絶対NG:新幹線や飛行機のような、移動中のバケーション気分(ビール)はお預けです。
【所要時間】GoogleのNavigationでは吹田市からだと直行で7時間40分だそうです。休憩はしっかりとりましょう。
【ひとこと】未経験のパターンのため、提示できる情報がありませんでした。車で行ったことのある方、良ければコメント欄で教えてください。
⑤ まとめ
関西からのフジロック遠征における、全5ルートのスペックを一覧表にまとめました。移動手段を見つける参考にしてみてください。
| 交通手段 | 時間効率 | 子連れ適性 | 体力温存 | コスパ / 片道費用(目安) | こんな人におすすめ! |
| ① 新幹線 | ★★★★☆ 約5時間半 (新大阪〜越後湯沢:4時間+バス) | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ ¥21,970 (シャトルバス代込) | 移動中からビールを飲んで楽に体力を温存したい王道派 |
| ② ツアーバス | ★☆☆☆☆ 約8〜9時間 (昼行便の場合) | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ ¥16,500 | 乗り換えなしで会場直行!ピラミッド狙いの人 |
| ③-1 飛行機(新潟) | ★★★★☆ 約5時間〜5時間半 (フライト自体は1時間) | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ ¥20,000以内も (早割利用時) | 移動のメリハリを楽しみつつ、復路(月曜)の混雑を避けたい人 |
| ③-2 飛行機(羽田) | ★★★★☆ 約5時間〜6時間 (羽田からツアーバス) | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ 約¥17,600〜 (LCC片道1万+バス想定) | 実はポテンシャル最強!?安さと快適さを両立したい人 |
| ④ 自家用車 | ★★☆☆☆ 約7時間40分 (吹田市から直行の場合) | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ (コメント募集) | 荷物量MAX!周りに気兼ねせず完全マイペースで行きたい人 |
※それぞれの費用は、大人の片道1名分の目安(2026年現在の通常料金や各種早割・LCC想定)です。
⑥ 最後に…
これまでご紹介した各プランを、自分のスケジュールや予算に合わせて「ハイブリッド」させて予定を組むのも大いにアリです!
ちなみに我が家の今年の往路(行き)は、「新大阪から東京まで新幹線で行き、東京駅からツアーバスを利用して会場へ直行する」というハイブリッドパターンに挑戦します。
我が家にとっても初めての試みですが、また今年のフジロックが終われば、実際の快適さや注意点などをレポートとしてご報告できればと思います。ちなみに復路(帰り)は、いつも通り「越後湯沢から新大阪までの新幹線」の予定です。
5月に入ると、人気のツアーバスはすでに売り切れている場合も増えてきます。 もし売り切れてしまっていても、「羽田空港から一度東京駅に出て、そこから上越新幹線で越後湯沢へ向かう」といった別のリカバリルートも組めますので、ぜひ今回の記事の情報を参考に、自分だけの快適なルートを組み立てていただければ嬉しく思います。
それでは、苗場の会場でお会いしましょう!


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