みなさんこんにちは!フジロック本番まで、ついにあと2週間を切りましたね。そろそろ本格的な準備態勢に入っている頃ではないでしょうか。さて、リアルな苗場の姿をお届けする『フジロックの実際編』ですが前々回の混雑編、前回のお金編とやってまいりましたが、今回はキャンプサイトの実際をテーマに考察していきたいと思います。
第3弾となる今回は、**「キャンプサイトの実際」**をテーマに考察していきたいと思います。
フジロックのキャンプエリアは大きく分けて3つありますが、そのうちオートキャンプができる「ムーンキャラバン」は私自身が利用したことがないため、今回は実体験ベースでお伝えすべく、すっぱり割愛させていただきます(笑)。
今回じっくりご紹介し、検討していくのは以下の2つ。
- 最も多くのフジロッカーが集まる通常のキャンプエリアである**『一般キャンプサイト』**
- ツアーバス利用者専用の特別なエリアである**『ピラミッドガーデンキャンプサイト』**
果たしてそれぞれのエリアは、「天国」なのか、それとも過酷を極めるのか? 実戦で培ったリアルな現実と対策を、分かりやすく説明していきたいと思います!

1. ⛺一般キャンプサイト:広大な敷地と「傾斜」との戦い
1-1. 概要:木曜12時のオープンと同時に始まる争奪戦
一般キャンプサイトは非常に広大ですが、その実態は「かなりの坂道と斜面」で構成されています。 完全なフリーサイト(早い者勝ち)のため、条件の良い「木陰のある平地」は、木曜日12時のキャンプサイトオープンと同時にすべて陥落します。ここをゲットするために、前日(水曜日)から泊まり込みで入場口付近に待機する猛者もいるほどです。

1-2. 居住地確保の実際:2025年の我が家のタイムライン
我が家がこの一般キャンプサイトを利用したのは去年の1回。苗場に到着したのは木曜日のお昼12時50分(オープンから50分後)くらいでした。しかし、この時点で早くも混雑が始まっています。

木曜日のこの時間帯、大行列を作っているのは「キャンプサイトの入場列」か「宅急便荷物受け取り窓口Aの列」です。 もしキャンプ道具を事前に宅急便で送っている場合は、ここで荷物を受け取る必要があります。もし2人以上で参戦しているなら、「1人が入場列に並び、もう1人が宅急便の受け取りに走る」と二手に分かれるのが最も効率的です。
無事に荷物を受け取り、キャンプサイトに入場したらいよいよ場所探しです。この時までに、キャンプサイト用のリストバンドを腕に装着しておくのを忘れないでくださいね。
1-3. どこにテントを張るべきか?「傾斜」が翌日の体力を削る
さて、どこに拠点を構えるかですが、恐らく木陰の平地は前日入りの超ガチ勢にすでに確保されています。 その次に狙うべきは、何よりも「平地」です。
1日だけの参加で仮眠程度なら多少の傾斜も耐えられるかもしれませんが、2日以上のテント泊を考えているなら、多少入場ゲートから遠くなっても「平地」を最優先してください。 翌朝起きたときの疲れの取れ方が全く変わってきます。
先述の通り、一般キャンプサイトはとにかく坂と斜面が多いです。重いキャンプ道具一式を抱えて移動するだけでも、かなりの体力を消耗します。道具の多いご家族連れの方は、アウトドアワゴン(キャリーカート)を現地に持ち込むか、事前に送っておくことを強くおすすめします。車輪の大きいものがおすすめですよ!
以下に坂道となっている場所を示します。ABCサイトに向かう時点でかなりの急坂がいきなり現れます。EFGサイトへはさらに坂を登っていきます。

木曜日のオープンからわずか1時間で、ステージに近いA・B・Cサイトの平地はほぼ埋まります。 オープン1時間後に到着した私たちは、平地を探し回った結果、少し奥のDサイトに居を構えることにしました。結果として、平地で眺めも良い最高の場所を確保できました!
木曜日の夕方にはA〜Dサイトのすべての平地がほぼ埋め尽くされます。少しでも快適な場所を確保したいのであれば、木曜日の段階から「いかに早く動くか」が勝負の分かれ目になります。
1-4. A・B・Cサイト & レディースサイトの実際:人口密度MAXの超激戦区
このあたりは、ステージへの近さから人気が集中する「超人気地区」です。 特に、数少ない「木陰エリア」はテントが限界まで密集しており、隣のテントの寝息が聞こえそう……というか、リアルに聞こえます(笑)。
テントのガイライン(ロープ)がパズルのように重なり合うレベルで敷き詰められるため、とにかく人口密度が高い場所です。「フェス中、テントではプライベート空間でゆっくり静かに過ごしたい」という方は、このエリアは避けたほうが賢明です。
女性専用の「レディースサイト」も同様です。安心感は抜群ですが、やはり凄まじい人口密度となり、隙間なくテントが敷き詰められるエリアとなります。
1-5. Dサイトの実際:初心者パパにも自信を持っておすすめできる良バランス地区
我が家が実際に居を構えた「Dサイト」は、A〜Cに比べると人口密度がグッと下がり、ファミリーやまったり過ごすキャンパーも多い非常に快適なエリアでした。

夜になると、近くのレッドマーキー(屋内ステージ)から重低音や歓声が心地よく響いてきます。もし「完全に静かな環境で寝たい」という場合は、さらに山を登ったFサイトやGサイトを選ぶべきですが、その分、毎回の登山(地獄の上り坂)という新たな試練が追加されます。
個人的には、Dサイトに響く音は爆音ではなく、むしろ「苗場にいる高揚感」を味わえる心地よいBGMレベルでした。
💡 Dサイトの最強の武器「レッドゲート」の罠
Dサイトのすぐ近くには、会場の「レッドマーキー裏」へ一瞬でショートカットできる『レッドゲート』があります。ただ、やっぱりフジロックにきたらこのメインゲートを通りたいですよね。うちは結局遠回りでも1日の始めはここからスタートしていました。

さてレッドゲートですが、「行き(下り)は良い良い、帰り(上り)は地獄」です。 1日中何万歩も歩いて足が完全に死んでいる深夜、テントへ帰るためだけに、超絶急な上り坂を登らされるのは本気で心が折れそうになります(笑)。それなりの覚悟をしておいてくださいね!
とはいえ、全体的なバランスを考えると非常に過ごしやすく、「初めてフジロックでキャンプを楽しむご家族や遠征組」には、個人的に最もおすすめしたい神エリアです。
2.🎪ピラミッドガーデンキャンプサイト:選ばれし者だけの「天国」
2-1. 概要:サーバーがダウンする、毎年壮絶なプラチナ争奪戦
こちらは、オフィシャルツアーバス利用者だけが利用できる専用のキャンプサイトです。 テントの限定数はわずか500張分。そのため、毎年壮絶な争奪戦が繰り広げられます。
オフィシャルツアーの発売開始直後は、あまりのアクセス集中にサイトのサーバーが毎年必ずダウンし、数時間はアクセス困難になるのがお約束。 当然のように即日でソールドアウトします。もし来年ここを狙いたい方は、発売日のアナウンスがあった瞬間から「有給の確保」を絶対に忘れないでください(笑)。
2-2. 居住環境:一般サイトとは一線を画す「大人の平穏」
苦労してこの権利を勝ち取った先には、一般キャンプサイトとは違う「天国」が待っています。
- 基本、すべてが「平地」:斜面で寝返りを打つたびにズリ落ちる心配は一切ありません。
- 適度な人口密度:ギチギチの難民キャンプ状態とは無縁で、プライベートな空間を保ちながらまったり過ごせます。
- 心地よい夜のBGM:夜はピラミッドガーデンステージから流れる、アコースティックでチルな音楽がテントまで心地よく響き、最高の眠りを演出してくれます。今年の土曜日は『ずっと真夜中でいいのにスパイシーズ状態』が出ます。本当に楽しみですね。

まさに、お金を払ってでも勝ち取る価値のある極上エリアです。
⚠️ デメリット:天国ゆえの「最大の弱点」
そんな完璧に見えるピラミッドガーデンですが、唯一にして最大のデメリットがあります。 それは、「比較的」会場から遠いこと」です。
一般キャンプサイトの入り口(ベース地点)から、さらに約900mほど離れた場所に位置しています。
1日中グリーンやホワイト、奥地を歩き回ってボロボロになった足で、最後の最後にこの距離を歩いて帰るのは、なかなかの精神力が求められます。「歩く距離だけは一般サイトより長くなる」ということだけは、頭に叩き込んでおく必要があります。それでも浅貝地区や、越後湯沢まで帰る方に比べれば近場中の近場なんですけどね。
2-3. 🌅 ピラミッドガーデンで迎える最高の朝:苗プリが作る「秘密の日陰」
ピラミッドガーデンエリア近くには最高の朝の空間があります。
さて、ここで先ほどの地図をもう一度ご確認ください。

ある重大な事実に気づかれたでしょうか? そう、苗場プリンスホテルの西側に位置するこのエリアは、午前中の早い時間、朝日が直接当たらないのです!本当はココにテントが張れたら最高なんですが…。
苗場の朝といえば、朝7時にはテント内が灼熱のサウナ状態になり、強制的に叩き起こされるのがお約束。しかしこのエリアであれば苗プリが作ってくれる巨大な日陰の中で、涼しくまったりと1日の準備ができます。灼熱テントから、朝イチでこちらへ避難してくるのも大いにアリです。
朝ごはんのラインナップも抜群です。苗プリ裏ではホットドッグなどが売られているので、朝っぱらから「モーニングビール」を決め込むのも最高の贅沢。さらに、ピラミッドガーデン内にも各種フードや、こだわりのクラフトビールが今年もばっちり控えていますよ!
🚌 越後湯沢(シャトルバス)組も、朝イチに寄ってみては?!
そんな最高のピラミッドガーデンですが、会場の端にあるため、シャトルバスや越後湯沢駅周辺の宿を利用する人からはついつい軽視されがちです。かつての私も、湯沢の宿に泊まっていた頃は一度も足を運んだことがありませんでした。
素通りするには、あまりにももったいない、フジロック屈指の心地よいトピアです。
ホテル・民宿泊の方も、お散歩がてらぜひ一度立ち寄ってみてください。特に「朝イチ」がおすすめです!
シャトルバスの降り口からピラミッドガーデンへのルートを以下にまとめておきましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

🏁 まとめ:自然と音楽を愛するすべてのフジロッカーへ
いかがでしたでしょうか?キャンプの実際ですが、朝日が昇ると7時ぐらいにはテント内は暑くなり、むしろ雨ごいする時もあります。まあ、雨が降ると夜は寒い時もありますが。
こんなに自然と関わりながら音楽を楽しむ空間はないです。フジロックに出会わずに普通に生きていたらこんな体験をすることはなかったと思います。
今回、一般キャンプサイトの方も、ピラミッドガーデンの方も自然と音楽を心から楽しめるそんなフジロックになることを心より願っております。
では、また次回をお楽しみに!


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